重度の“冷え症”が“冷えのぼせ”! その原因とは

南雲久美子 院長
“冷えのぼせ”は冷え症の重度な症状のことを言います。まず、冷え症が起こるメカニズムについて簡単にご説明します。冷えは夏の室内外の温度差や季節の変わり目の温度差の大きい環境で体を冷やすことが原因です。温度差が大きい中で体を冷やすと「血行不良型の冷え」になります。典型的な症状が生理痛です。血行不良型の次に、静脈瘤やリンパ管のうっ滞が起こり、体の末端がむくみます。これを「水分代謝異常型の冷え」と言います。一方、体は本能的に手先・足先などの末端の体温を下げてでも頭部の温度が下がらないようにします。
このような体の仕組みから血行不良型、水分代謝異常型の冷えが続くと、頭部が熱くなり、手先・足先の末端との温度差が大きくなります。その結果、「冷え」と「のぼせ」が混在した“冷えのぼせ”になります。このときに交感神経と副交感神経が通常時よりも頻繁に働きます。ですので冷えのぼせは、いわば自律神経失調型の冷えと言えます。
冷えのぼせの症状が続くと、血行不良型の生理痛の増悪やその他の症状があらわれます。さらに水分代謝異常型のむくみやめまいも増悪します。つまり“冷えのぼせ”が負のスパイラルを引き起こしてしまいます。

“冷えのぼせ”は様々な健康に関する悩みに影響

健康に関する悩みについて意識調査を実施したところ、“冷えのぼせ”の人は、冷え症の人に比べ健康の悩みが多いことが分かりました。その中でも、冷え症の人と比べて差があったのは「気分の悩み」と「睡眠の悩み」であることが分かりました。

南雲久美子 院長
このように様々な不調は“冷えのぼせ”の根本の原因である自律神経の乱れを改善しなくては良くなりません。

グラフ5:健康に関する悩みについてグラフ5:健康に関する悩みについて

身体の不快=頭痛持ち・肩こりがある・腹痛持ち・口が渇く  睡眠の悩み=入眠困難・熟睡障害・中途覚醒・仮眠症・早朝覚醒
気分の悩み=イライラする・不安感に襲われる・落ち込みやすい  肌の悩み=ニキビ吹き出物が出来る・皮脂が浮く・赤みがある・べたつく

“冷えのぼせ”と気分や睡眠の悩みの関係

グラフ5で悩みの多かった気分や睡眠の悩みについて、“冷えのぼせ”の人と冷え症の人の自律神経の乱れを示した調査結果をみると、冷え症の人よりも“冷えのぼせ”の人のほうが多くあてはまることが分かりました。

南雲久美子 院長
このように“冷えのぼせ”の原因にもなっている自律神経の乱れが、気分や睡眠の悩みに繋がっています。

グラフ6:気分に関する質問グラフ6:気分に関する質問

“冷えのぼせ”の人は「寝つきが悪く、眠りの質も悪い」

「睡眠の悩み」について詳細な質問を聞くと“冷えのぼせ”を感じている女性は、冷え症の人よりも「寝つきが悪い」と答えた人が15.9%も多くいることが分かりました。また、今回調査した睡眠の悩みに関する5つの項目全てにおいて、“冷えのぼせ”の人は冷え症の人よりも悪い傾向にあることが分かります。

南雲久美子 院長
日本人の5人に1人が睡眠の悩みを抱えていると言われていますが、私のクリニックの患者さんを見るとその背景には“冷えのぼせ”も大きく関係していると考えられます。“冷えのぼせ”の人はグラフ6のように気分の悩みがあるため、自律神経の交感神経と副交感神経の切替がスムーズに出来なくなり、寝つきが悪くなる傾向があります。

グラフ7:睡眠に関する悩みグラフ7:睡眠に関する悩み

冷えのぼせの対策

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